イエメン新入荷(2022年2月)

ムニールモカが完売してからイエメンのラインナップが三種類となり少し寂しい思いをしておりましたが、この度ヤーフェ産の良質な豆を入手することができました。

 

イエメン ヤーフェ・モカ

1cup (20g) ¥700 /  珈琲豆 100g ¥1180 

瑞々しくフルーティな甘み、カラメルや洋酒の甘苦い余韻

 

これまで当店で取り扱ってきたイエメンはバニーマタルやバニーイスマイル、ハイマ、ハラズ、ハウラーン等、主に北部の産地でしたが、こちらは珍しく南部の産です。

初めはエチオピア・シダモのような、甘くまろやかな飲み口で「あれっ?」と思うのですが、後半にはやはりイエメンらしく一筋縄ではいかない、複雑で捻くれた余韻が顔を出し嬉しくなります。

 

余談ですがこのヤーフェ、マタリやイスマイリと共に私がイエメンコーヒーに魅了されるきっかけになった思い入れ深い珈琲だったのですが、市場では長らく目にすることができませんでした。

当店の取引先商社では今回約7年ぶりの入荷となり、念願叶って当店で迎え入れる運びとなりました。

 

※稀少で高価なイエメン・シングルオリジンを多様に取り揃え、継続的に皆様に紹介していく為には私共の努力は勿論のこと、お客様のご協力も必要となってまいります。

特にイエメンの珈琲をご贔屓頂いているお客様におかれましては、もし出来ましたら一つの銘柄に偏らずに様々な産地を等しく御愛飲頂ければ幸いです。

そうすることでお客様のイエメン珈琲に対する理解もより深まり、私共もより多彩で魅力的な銘柄を今後も安定的に買い付けることが可能となるのです。

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2022年1月の特選珈琲

しばらくブログをサボってしまいました。

昨年12月の特選「コロンビア ウィラ・ピンクブルボン」が好評につきまもなく終了しますので、次の特選珈琲を販売開始します。

 

インドネシア ジャワ・ティピカアスリ

1cup (20g) ¥700 /  珈琲豆 100g ¥1080 

熟れた果物のような強い甘み、まったりとしたコクと余韻

 

エチオピアからイエメンに渡り、インドを経て17世紀ジャワ島に持ち込まれたティピカの苗木が世界中に伝播していく
  この珈琲は島の奥深くに古くから残るティピカの木を厳選し育てられたマイクロロットで、世界に派生する以前の原種に近い"真の"ティピカである

 

コロンビア・ピンクブルボンも残り少なくなっております。

終了しましたらコロンビアの珈琲は今後しばらく入荷しないと思いますので(ブレンド用にナリーニョのみ焙煎します)、この機会に是非ご賞味ください。

 

2021年・初秋の特選珈琲

今回の特選珈琲は約一年半ぶりとなるインドネシア・ワハナ農園のロングベリー種を発売します。

前回がナチュラル精製、今回はウォッシュドで特徴はまた少し異なりますが、前回同様すばらしい珈琲です。

 

インドネシア ワハナ・ロングベリー

1cup (20g) ¥700 /  珈琲豆 100g ¥1080 

柑橘やシロップ、キャラメルの甘みとクリーミーな質感

モカスマトラの長所が混交したような、印象的な味わいと余韻

 

※ロングベリーはエチオピアハラール地方が起源とされる品種で、大粒で細長い形状が特徴。その味わいは同産地の一般的なマンデリンとは全く異なり、エチオピアモカを想起させる柑橘系の甘い香味に、インドネシア・北スマトラらしい力強いコクを併せ持つ。

 

前回特選のケニアも好評につきレギュラーメニューに掲載しておりますので、こちらも引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

エチオピアの新ラインナップ

この度、エチオピアのイルガチェフェを新たに発売いたします。

従来商品のハラール、シダモ(グジ)に加え、これで3種類のエチオピアが通年メニューに並ぶことになります。

 

エチオピア シダモ・モカ グジ・シャキッソ(中煎り)

1cup (20g) ¥650 /  珈琲豆 100g ¥860 

花の蜜のような明るく華やかな甘みと余韻

 

エチオピア イルガチェフェ・モカ ナチュラル(中深煎り)

1cup (20g) ¥650 /  珈琲豆 100g ¥860 

葡萄やカシスの甘み、柔らかい飲み口ときれいな余韻

 

エチオピア ハラールモカ(深煎り)

1cup (20g) ¥650 /  珈琲豆 100g ¥880 

洋酒のようなモカ香、クラシックな甘苦い風味と余韻

 

中深煎りのイルガチェフェが間に入る格好で、グジは従来より浅煎り(中煎り)に、ハラールは深煎り(これまでは裏メニューやブレンド用・業務用に作っていたもの)に特化することで、個性の異なる三種三様のエチオピアモカという強力トリオに生まれ変わりました。

銘柄や焙煎度合の好き嫌いなど些細な問題ですので、先入観に捕らわれずに是非3種とも一度はご賞味ください。

第4のイエメンモカ

イエメン珈琲の名産地の一つとして名高い、ハラズ(ハラーズ)地方の珈琲を販売開始します。

当店で取り扱うイエメンモカは、いずれも同国のランク付けで優良産地とされ、且つ素性が明らかな混ぜ物なしの一級品ばかり。今回のハラズも高品質なコーヒー豆を産出する地域として名高く、かねてより焙煎したいと想い続けてきた豆です。

 

イエメン ハラズ・モカ

1cup (20g) ¥700 /  珈琲豆 100g ¥1120 

干し葡萄・チョコの甘みとコク、クリーミーな余韻

※優しい飲み口とキレイな余韻を持ちながら、しっかりとイエメンらしい個性をも持ち合わせる高品位なバランスで、イエメンモカ入門者から愛好家まで、飲み手を選ばず幅広く好んでいただけると思います。

 

そもそもイエメンは輸出総量が少なく、高価な上に品質も玉石混交。またグローバルなスペシャルティコーヒーの潮流とも一線を画する為、目にすることも珍しいかと思います。

このあまりスポットライトの当たることのないイエメン珈琲に惚れ込み、その魅力をより多くの方に知って頂きたいと思い、当店では積極的に啓蒙活動を続けてまいりました。

おかげさまで年を追うごとに少しずつファンが出来、定期的に豆を購入して下さるお客様も増え、ようやく4銘柄にまで増やすことが出来たのです。

 

7月下旬〜の特選珈琲

インドネシアのクリンチマウンテンが終了しましたので、先般入荷しましたケニアを特選珈琲として紹介しております。

爽やかな甘み・綺麗な喉越し・上品な余韻が、盛夏の季節は特に美味しく感じられると思います。

 

ケニア ニエリ オタヤ農協ツチ村

1cup (20g) ¥700 /  珈琲豆 100g ¥980 

黒みつのような甘み、滑らかな口当たりとコク
鼻腔に抜ける、甘く上品な余韻

ケニアコーヒー名産地として名高いニエリ県の中でも、特に標高の高い(1900m)地域にあり珈琲の実がゆっくり熟成する為、甘み・酸味が豊かになりボディ感溢れる仕上がりとなっております。

 

 

季節の珈琲

これからの暑い夏、ホットで美味しく飲んで頂ける、季節の珈琲を新たに販売します。

 

東ティモール レテフォホ・ハトゥゲオ集落ティピカ

1cup (20g) ¥600 /  珈琲豆 100g ¥840 

清涼感のあるさっぱりとした飲み口、シロップ系のきれいな甘み

※ハトゥゲオは山深いレテフォホ村の中でも群を抜いた秘境、標高も高く昼夜の寒暖差が大きい上に日中も涼しく、コーヒーがゆっくり成熟するためフルーティな甘みが特徴とのこと。

中深煎りでメイプルシロップのような香味があり、店内で濃く淹れてもスッキリとしたきれいな珈琲ですので、これからの季節にもピッタリだと思います。水出しやアイスにしても美味しいのではないでしょうか。

 

尚、特選珈琲とは別の区分でご用意しますので、スマトラ・クリンチマウンテンも販売中です。