台湾の  

先日、台湾の珈琲屋さんがご来店時、お店の珈琲豆をお土産に戴きました。

高馡咖啡豆 GAOFEI coffee company台北市北投區泉源路12號3F
TEL:+886-2-2893-7543
http://www.gaofei.tw/

左がケニア・カタクワのフレンチロースト、右が台湾の阿里山シティロースト。
熟成が進むととても甘い香りがします。

どちらも温かい時はさっぱりとした渋味のある酸、冷めきるとまろやかな甘みへと印象が変わり、とても美味しかったです!
珈琲の風味としてはそれぞれの産地らしさがしっかりと出ていながら、上述した通りどこか台湾茶中国茶に通じるような、清々しいニュアンスが個性的に思いました。

思っていた以上に台北と大阪の気候風土や水の違い、食文化と喫茶文化の違いを感じ、まだ訪れたことのない台湾の地に思いを馳せました。
それと同時に、自分が作っている珈琲が、日本の四季と水質、食文化と茶道文化、日本人的な感性などが根幹にあるということを、あらためて実感したのでした。


当店を訪れる海外のお客様の中で、とりわけ台湾からの方が非常に多いのですが、約3年前に一人の台湾の男性がご来店くださったのがきっかけでした。
以前は日本の大手珈琲会社に勤務し、現在は台湾と日本を行き来して珈琲の普及活動を続けておられる蔡沛宏さんという方です。

日本語と英語を交えて両国の珈琲業界の情報交換し、また率直なお互いの主観を述べ合うことで、旧知の友人のようにすぐに意気投合しました。
また蔡さんからのご紹介で、台湾から熱心な珈琲好きの方々、珈琲屋・カフェ・バリスタの方々に本当にたくさんご来店いただき、感謝してもしきれません。

珈琲文化を介して多くの素敵な出会いがあり、私も台湾という国によりいっそうの親しみを憶えるようになりました。
いつかの日か珈琲の仕事をきっかけに台湾に行けたらいいなと、将来の楽しみにしております。