2021年・初秋の特選珈琲

今回の特選珈琲は約一年半ぶりとなるインドネシア・ワハナ農園のロングベリー種を発売します。

前回がナチュラル精製、今回はウォッシュドで特徴はまた少し異なりますが、前回同様すばらしい珈琲です。

 

インドネシア ワハナ・ロングベリー

1cup (20g) ¥700 /  珈琲豆 100g ¥1080 

柑橘やシロップ、キャラメルの甘みとクリーミーな質感

モカスマトラの長所が混交したような、印象的な味わいと余韻

 

※ロングベリーはエチオピアハラール地方が起源とされる品種で、大粒で細長い形状が特徴。その味わいは同産地の一般的なマンデリンとは全く異なり、エチオピアモカを想起させる柑橘系の甘い香味に、インドネシア・北スマトラらしい力強いコクを併せ持つ。

 

前回特選のケニアも好評につきレギュラーメニューに掲載しておりますので、こちらも引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

エチオピアの新ラインナップ

この度、エチオピアのイルガチェフェを新たに発売いたします。

従来商品のハラール、シダモ(グジ)に加え、これで3種類のエチオピアが通年メニューに並ぶことになります。

 

エチオピア シダモ・モカ グジ・シャキッソ(中煎り)

1cup (20g) ¥650 /  珈琲豆 100g ¥860 

花の蜜のような明るく華やかな甘みと余韻

 

エチオピア イルガチェフェ・モカ ナチュラル(中深煎り)

1cup (20g) ¥650 /  珈琲豆 100g ¥860 

葡萄やカシスの甘み、柔らかい飲み口ときれいな余韻

 

エチオピア ハラールモカ(深煎り)

1cup (20g) ¥650 /  珈琲豆 100g ¥880 

洋酒のようなモカ香、クラシックな甘苦い風味と余韻

 

中深煎りのイルガチェフェが間に入る格好で、グジは従来より浅煎り(中煎り)に、ハラールは深煎り(これまでは裏メニューやブレンド用・業務用に作っていたもの)に特化することで、個性の異なる三種三様のエチオピアモカという強力トリオに生まれ変わりました。

銘柄や焙煎度合の好き嫌いなど些細な問題ですので、先入観に捕らわれずに是非3種とも一度はご賞味ください。

第4のイエメンモカ

イエメン珈琲の名産地の一つとして名高い、ハラズ(ハラーズ)地方の珈琲を販売開始します。

当店で取り扱うイエメンモカは、いずれも同国のランク付けで優良産地とされ、且つ素性が明らかな混ぜ物なしの一級品ばかり。今回のハラズも高品質なコーヒー豆を産出する地域として名高く、かねてより焙煎したいと想い続けてきた豆です。

 

イエメン ハラズ・モカ

1cup (20g) ¥700 /  珈琲豆 100g ¥1120 

干し葡萄・チョコの甘みとコク、クリーミーな余韻

※優しい飲み口とキレイな余韻を持ちながら、しっかりとイエメンらしい個性をも持ち合わせる高品位なバランスで、イエメンモカ入門者から愛好家まで、飲み手を選ばず幅広く好んでいただけると思います。

 

そもそもイエメンは輸出総量が少なく、高価な上に品質も玉石混交。またグローバルなスペシャルティコーヒーの潮流とも一線を画する為、目にすることも珍しいかと思います。

このあまりスポットライトの当たることのないイエメン珈琲に惚れ込み、その魅力をより多くの方に知って頂きたいと思い、当店では積極的に啓蒙活動を続けてまいりました。

おかげさまで年を追うごとに少しずつファンが出来、定期的に豆を購入して下さるお客様も増え、ようやく4銘柄にまで増やすことが出来たのです。

 

7月下旬〜の特選珈琲

インドネシアのクリンチマウンテンが終了しましたので、先般入荷しましたケニアを特選珈琲として紹介しております。

爽やかな甘み・綺麗な喉越し・上品な余韻が、盛夏の季節は特に美味しく感じられると思います。

 

ケニア ニエリ オタヤ農協ツチ村

1cup (20g) ¥700 /  珈琲豆 100g ¥980 

黒みつのような甘み、滑らかな口当たりとコク
鼻腔に抜ける、甘く上品な余韻

ケニアコーヒー名産地として名高いニエリ県の中でも、特に標高の高い(1900m)地域にあり珈琲の実がゆっくり熟成する為、甘み・酸味が豊かになりボディ感溢れる仕上がりとなっております。

 

 

季節の珈琲

これからの暑い夏、ホットで美味しく飲んで頂ける、季節の珈琲を新たに販売します。

 

東ティモール レテフォホ・ハトゥゲオ集落ティピカ

1cup (20g) ¥600 /  珈琲豆 100g ¥840 

清涼感のあるさっぱりとした飲み口、シロップ系のきれいな甘み

※ハトゥゲオは山深いレテフォホ村の中でも群を抜いた秘境、標高も高く昼夜の寒暖差が大きい上に日中も涼しく、コーヒーがゆっくり成熟するためフルーティな甘みが特徴とのこと。

中深煎りでメイプルシロップのような香味があり、店内で濃く淹れてもスッキリとしたきれいな珈琲ですので、これからの季節にもピッタリだと思います。水出しやアイスにしても美味しいのではないでしょうか。

 

尚、特選珈琲とは別の区分でご用意しますので、スマトラ・クリンチマウンテンも販売中です。

近況のご報告、今月の特選珈琲

3月のお花見シーズン以降、ブログの更新が滞っておりました。

緊急事態宣言の延長により飲食店への営業制限が続いておりますが、もともと夜間営業もアルコールメニューもない当店では、マイペースに営業を続けております。

珈琲のラインナップについては通販ページにも記載の通り、この3ヶ月で幾つかの銘柄が入れ替わっております。その間にお店のほうは13周年を迎えました。

 

1)特選珈琲はスマトラ・クリンチマウンテン

前回とは焙煎のアプローチを少し変え、焙煎度も深めに調整し、柑橘よりもキャラメル感の甘みを主体としており、お客様からの評価も上々です。

インドネシア スマトラ・クリンチマウンテン

1cup (20g) ¥700 /  珈琲豆 100g ¥980 

まろやかな飲み口、ミルクキャラメルの甘み
 スマトラらしいボディ感と、しなやかに伸びる余韻

スマトラ島最高峰の活火山・クリンチ山(標高3805m)の裾野、海抜1900mで栽培。アジア最高標高の珈琲豆は、通常のマンデリンとは一線を画する特筆すべき酸を有する。

  

2)イブラヒムモカをより深煎りに

先月より焙煎のアプローチを変え、極深煎りの定番マンデリン・トバコに近い焙煎度となっています。

イエメン イブラヒム・モカ

1cup (20g) ¥750 /  珈琲豆 100g ¥1300 

 香辛料や干し草のエキゾチックな芳香、気品のある甘苦い余韻

 

深煎り好きのお客様には久しぶりに嬉しいラインナップ、またこれにより3種あるイエメン銘柄が焙煎度でも棲み分けでき、それぞれのコンセプトがより明確になりました。

(バニーマタル・中深煎り/ムニールモカ・中煎り/イブラヒムモカ・深煎り)

イエメンの他銘柄とは明らかに異なる、スパイシーでまったりと甘苦い、漆黒の宝石のような珠玉のイブラヒムモカをどうぞお楽しみください。

 

3)その他の新入荷

ケニアやマンデリン・アチェの新銘柄、東ティモールなど、新入荷が続いておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

↓最新の珈琲豆リスト↓

http://seiso-coffee.hatenablog.com/entry/20160831?_ga=2.100585886.1412057244.1623144822-1049354634.1622674444

3月の特選珈琲

2月の特選珈琲のコロンビア2種はお楽しみ頂けましたでしょうか。

スィート&フラワーズは、このままレギュラーメニュー入りさせることにしました。高品質なコロンビアらしく綺麗な甘みとコクで、どなた様にも、またご自宅でも幅広くお薦めできる珈琲です。

ピンクブルボンのほうはもう一袋(真空パック)在庫がありますので、こちらはいずれまた特選珈琲でお出ししたいと思います。

 

3月の特選珈琲は、昨秋以来となるエチオピアゲイシャです。

 

エチオピア ゲシャビレッジ ゲイシャ・ナチュラ

1cup (20g) ¥750 /  珈琲豆 100g ¥1300 

うわ立つ上品な香り、きれいな酸と繊細だけど複雑で豊かな甘み

ゲイシャ種としては少し深めに仕上げ、カラメル化したコクもあります 

 

エチオピア南西部ベンチマジ地区、ゴリゲシャの森の原生林に自生する野生のコーヒーの実を持ち帰り、ゲシャビレッジ農園で2011年より栽培。20世紀中頃に中米に渡り、21世紀初頭その比類ない香味特性によって世界的に評価の高まった、ゲイシャ品種の起源。(現地語のゲシャが訛って中米ではゲイシャという呼称で広まった)